シャトー・ロシェイロン 2012年

樹齢40年のメルロー70％、樹齢60年のカベルネ・フラン30％を全て手摘み。25％オークの新樽で14ヶ月熟成後、無濾過で瓶詰め。

少し紫がかったガーネット色。チェリージャムのような濃厚で甘い香りに、ナツメグ、シナモン、クローブなどのスパイスが混じり、樽由来の上品でクリーミーなバニラ香も感じられる。舌触りはとてもシルキーで丸く舌の上を滑る感触があり、女性らしい印象！酸味はきりりとしており、非常にまろやか！赤系果実の香りと味わいを存分に楽しめます。

ファーストヴィンテージ2010年が凝縮感や濃厚さの際立ったヴィンテージだとすると2011年は全体的なバランス感とエレガンスがそこに加わり、より高いクオリティの仕上がりに。サンテミリオンでありながらテンプラニーリョを想わせる個性も感じられる超高級サンテミリオン特級。

2003年以降最も暑い年となった2012年は昼夜の最大温度差は実に12.9ドを記録。畑の潜在能力を尊重し、人間の手を加えるのは最小限の最高の年。