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1872年、ルイジ・カリサーノによって設立されました。1800年代に、すでにアメリカ市場にバローロを輸出。1885年にワイナリーを建設し、1901年には、手詰めを止めてボトリングの機械をいち早く導入し、ワインにとってマイナスな雑菌の繁殖しない衛生面にも気を配ることが早かった。（1800年代後半に活躍したフランスの醸造コンサルタント、ルイ・オダールの指導） 1878年からは、ポッティと呼ばれる4000リッターの大きなスロベニア樽で3年間は熟成し、その後、瓶熟をさせるという、いまでいうと古典的なバローロを最初に造った1人として知られています。歴史的には、アルドコンテルノと同時期から活躍していたワイナリーです。 それまでのバローロは、素朴でシンプルな(平坦な)、甘口のワインを生産していた背景があり、ルイジ・カリサーノのいまでいう古典的なバローロは、驚くように売れたそうです。 ピエモンテの豊作年として過去にグレイトヴィンテージと言われるのは61年、62年、64年、65年、67年、70年、71年、78年、89年、90年。(バートン・アンダースン氏)などが挙げられます。60年代では61年と64年、65年、67年がバローロに軍配が上がった年だと言われています。 バローロについてヒュー・ジョンソン氏は「イタリアで最高の赤のひとつを産する。芳醇でタンニンに富み、アルコール分がいたって強い(最低13%)。辛口だが口に含めばかぐわしく、すばらしい深みを感じさせる。ネッビオーロ種からつくる。20～25年にも及ぶ熟成に耐える。」	バローロ・カリサーノ リゼルヴァ・スペシアーレ 1967年 ルイジ・カリサーノ 現地でも120ドルで売られており、前から気になっていたのですが、いつも10000円くらいだったので、旨いだろうなと気になっていたのですが、今回安くなったので仕入れました！今はなきワイナリーで、60年代くらいまでの古酒に、一定の定評が海外市場ではあるようです。 1980年に売却し、現在はホテルを経営。 ルイジ・カリサーノの名前だけホテル名で残っています。現在、某インポーターでやっているカリサーノは、このルイジ・カリサーノを購入してやっている別会社です。