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近くで、ローマ時代からの温泉が出ることで有名なサンカシャーノ・ディ・バーニの近郊で、2005年に設立されたワイナリーです。ラベルに名が記されている通り、イタリアのトップ宝飾品ブランド“ブルガリ”の創業者一族ブリガリ家が所有、運営するワイナリーです。 宝飾品がLVMH参加に入ったことから、4代目にあたるジョヴァンニは、かねてからワインへの情熱を共有していた父、パオロとともにワイン造りに全力を傾けることにしました。そして様々な調査の結果、2004年に潜在力があるが荒れ果てていたブドウ畑を購入し、テロワールを徹底的に研究し、イタリアの有名エノロゴ、リカルド・コタレッラ氏をコンサルタントに招き、環境に対する敬意と調和、ワイン造りの英知をもって、最高のワイン造りを目指してきました。宝石同様、妥協を許さない美学を貫き、ワインそのもの、畑、セラー、すべてで満足のいくものを造りだし、2012年秋、ワインの初リリースを迎えました。 醸造責任者のリカルド・コタレッラ氏は1968年ヴェネト州コネリアーノで醸造学を修める。1979年、弟と共にファレスコ社を創立。2000年よりウンブリア州Tuscia大学農学部醸造・ブドウ栽培コースにて講師を務めるほか、テルニの産業協会代表、DOC・DOCGイタリアンワイン委員会委員長、オルビエート協会会長、テルニ商工会議所オルビエート、コッリ・アメリーニワインの品質評価のための委員会委員長、イタリア、フランスの数々のワイナリーでワイン醸造コンサルタントをつとめる。	ポデルヌオーヴォ アルジリオ ・ブルガリ・トスカーナ 2009年 ブルガリの創設者ソティリオはギリシャからイタリアへアルジェンティエーレ「銀細工師」として渡ってきたことと、カベルネ・フランが植えられてる土壌が粘土質が多く、土の色が銀色(イタリア語でアルジェント)であることから、アルジリオと名づけられました。シエナ県サンカシャーノ・ディ・バーニ村、ポデルヌオーヴォ・パラッツィオーネにある約2haの畑。海抜340-380m。砂、小石、石灰岩を含んだ粘土質の土壌。仕立てはコルドーネ・スペロナートで、植密度は5400株/ha。ブドウの収量は5トン/haです。 ガーネットを帯びた鮮やかな赤。凝縮した洗練されたアロマ。小さな赤い果物や、ワインらしい香りの中に、かすかに草のニュアンスを感じます。味わいには厚みがあり、しっかりとした構成があり、フルーティーかつスパイシーな後味が感じられます。 玉ねぎにソーセージを詰めたベルギー料理や、ポルトガルの干し鱈の料理、ケバブ、酢豚、プルコギ、照り焼きチキンによく合います。