カンティナ・トロは、1960年地元の小さなぶどう栽培者が協力して設立したワイナリー。自分達の住む地域に密着した形で、その土地のオリジナリティを表現できるワインを造ることが彼らの目的でした。そしてそれは今でも変わらずカンティナ・トロ醸造所の最も重要なポリシーの一つです。

メインとなる品種は、先人たちの大切に育てた、土着品種のモンテプルチアーノとトレッビアーノです。トロのワインはこの二つのぶどう品種で成り立っていると言っても過言ではありません。そして、完成度の高い美味しいワインを造るこだわり、そして美味しいということの前に、ワインは食品であるという、高いレベルでの品質管理意識をもって、大切に造っています。その努力の証として、数々の賞を受賞することができました。1999年グラン・ヴィニタリーを受賞し、共同組合系生産者では最初の受賞者となり、全てのワイン生産者にとって最高の栄誉です。

その後も各賞を受賞し続け、2010年にはドイツのワイン専門誌「WEINWIRTCHAFT」において最優秀組合ワイナリー受賞、欧州における最優秀組合ワイナリー、また同年ムンドゥス・ヴィニ国際コンクールヨーロピアン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

コール・セッコ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ ルビーノ 2015年 カンティーナ・トロ

トロ地区の厳選したモンテプルチアーノ種100％。スロヴァニアンオークの大樽で24ヶ月熟成。やや紫がかったルビー色。豊かな果実味に東洋系スパイスやココアなどのニュアンスの赤ワイン。