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1903年設立のディオメーデは、プーリア州、カノーサ・ディ・プーリアに位置します。昔から作られていたワインは地元の人に愛されていましたが、幼馴染の2人の現オーナー達が1988年にワイナリーを引き継いでからは、この土地のテロワールが表現されたさらに高品質なワインを造ることを信念としてきました。 ディオメーデの所有する畑は、ウーヴァン・ディ・トロイアがこの地に根付いた最新の醸造技術を駆使し造ったワインは品質向上の一途をたどり、今やイタリアのワイン業界でも大きな話題となっています。 2009年春、イタリアで開かれる国際見本市「ヴィニタリー」。昨年新しく取引を始めたブーリアのディオメーデ社から受けた、面白い商品が入荷しました！ それは「アリアニコ・デル・ヴルトゥレDOC」という、バジリカータ州を代表するDOCワインながら、驚きリーズナブルプライス!ことの始まりはディオメーデ社がバジリカータ州のワイナリーを買収したことでした。バジリカータでの新たなワインつくりの挑戦に取り組んだディオメーデですが、前の生産者が造ったワインが残っていたのです。このワインは当然ディオメーデが造ったものではありませんし、ディオメーデが新たにワイン造りを始めるにしても、ワインが残っているのでスペースが足りない!今の在庫を早く売ってしまおうということで、当社に声をかけて頂きました。最初はそんなに期待をしていませんでしたが、試飲をしてみるとこれが価格から考えられないような品質のよさ!それもそのはず、ディオメーデ社が目をつけたワイナリーですし、加えてもし日本で通常販売した場合、3000円の小売価格がつけられるようなワインだったのです。ディオメーデ社から提示された破格ワイン!当店でも皆様の日ごろのご愛顧に感謝して、ビックリ・プライスでのご案内です！ バジリカータ州についてバートン・アンダースン氏は、 バジリカータは人の注目を集めるのに必要な資質をほとんど欠いている。ギリシャ、ローマ時代の大きな記念物は無いし、短い海岸線が2つあるが、それは楽しいけれども目を見張るような内陸の風景と言うわけでもない。名のとおったレストランも無い。隣のプッリアでは新しいコショウが急増している今、この州がDOCを1つしか持っていないと言うことはDOCを隣に奪われているかのようである。しかし、その一つだけのDOCのアッリアーニコ・デル・ヴルトゥレAglianico del Vultureはバジリカータが本質的にワインの生産資格がないというわけではない証明である。これまで運命の女神がもう少し親切であったなら、アッリアーニコ・デル・ヴルトゥレはイタリアの最も良質な赤ワインの1つであるということが一般にしられていたことであろう。 アッリアーニコ種は紀元6世紀か7世紀にギリシャ人によってバジリカータにもたらされたが、その名は「エレニコ」（ギリシャの）が崩れたものである。記載に価するものはモンテ・ヴルトゥレ山周辺で造られるマルヴァジーアとモスカートワインでこの州唯一のIGTであるバジリカータの中に入っている。 古くルカニアと呼ばれたりバジリカータの州都はポテンツァであるが、ほとんど観光客の楽園となったことはない。しかし今日では未知の世界は注目すに価する。古代都市のマテーラは古い時代の魅力を持ち、街道を離れた場所でワインを探し求めるワイン愛好家たちはナポリとバーリを結ぶ高速道路沿いにあるモンテ・ヴルトゥレ山でその場所を見つけることができるであろう。 アルアニコ・デル・ヴルトゥレについては、★★→★★★をつけ、『モンテ・ブルトゥレ山の東の斜面に、東南のヴェノーサとジェンザーノ・ディ・ルカニアの村にいたる丘陵地帯に生育するアッリアーニコ種から造られる。1年後に辛口ワインか、あるいはスプマンテとして販売することが認められているが、南イタリアの第一級という名に値するものは、熟成したアッリアーニコ・デル・ヴルトゥレである。その色調は深いルビー色からガ＾ネット色に及び、樽または瓶での熟成につれてオレンジ色を帯びる。非凡な香味を伴って、ワインが滑らかになると、ブーケも強まってくる。	アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・バジリウム 2004年 深みのある赤からは完熟果実のアロマが濃厚に漂う。イチジクやイチゴジャムに、木の清涼感のある香り。柔らかい口当たりにふくよかな果実味。滑らかなタンニンと凝縮した旨み、落ち着きのある酸が高いレベルでバランスをとっている。 ・ブドウ品種：アリアニコ100％ ・平均樹齢：35年 ・標高：400～800m ・収穫：手摘み ・醗酵：オーク樽/主醗酵後、オーク樽にてMLF ・熟成：オーク樽熟成36ヶ月(2500～10000L、24ヶ月 新樽比率20％ ・225L、12ヶ月 新樽比率40％)/瓶熟成6ヶ月 ・土壌：砂質、粘土質、火山性 ・株密度：3500～5000本/ha ヒュー・ジョンソン氏は、DOCアリャーコ・デル・ヴルトゥレについて、トリプルスターの三ツ星評価で、トップ生産者のひとつにこのバシリウムを挙げています。また、2004年のDOCアリアニコ・デル・ブルトゥレにアポストロフィを付けて、グレイトヴィンテージ評価で注目しています。