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フローリオ社は海運業で成功を収めたシチリア人、ヴィンチェンツォ・フローリオ氏により1833年に設立されました。 シチリア島の西端の町マルサラ、アラビア語で「神（アラー）の港」を意味するこの町で、マルサラ・ワインをはじめとする高品質なワイン造りを行っています。マルサラ・ワインの製造者としてトップシェアを誇り、アメリカ、フランス、日本をはじめ世界35カ国に向けて輸出をしています。 1987年にイルヴァ・サローノの傘下に入り、伝統と最新の醸造設備を駆使して、さらに高品質なマルサラ・ワインをはじめとするワイン造りを行っています。 近年ではマルサラのみならず、ユニークな気候・地勢の賜物である、パンテッレリーア島エオリエ諸島の希少なデザートワインがラインナップに加わりました。 シチリアについてバートン・アンダーソン氏は、「イタリアのワインの改革熱の波はシチリアで劇的な展開を見せてきた、ここ20年間で中世的醸造から現代の先端切る醸造に一気に切り替わったのである。」と、ポケットワインブックで述べています。	グレカーレ モスカート・シチリア フローリオ社 火山質でミネラルを多く含んだ土壌のパンテレッリア島と、炭酸カルシウム性の非常に乾燥した土壌を持つノト地方の内陸地域の２つの土壌から、9月1週目に手摘みで収穫され、ソフトプレス、短期間でマセラシオン、17～18℃の管理下で5～6℃のアルコール度数に達するまで醗酵、アルコール度数が16℃になるまで蒸留酒を加え醗酵を止め、糖度やアロマを逃がさないように保存されます。 トパーズの光を帯びたようなな明るい黄金色、アンズのニュアンスも感じられるマスカットの香り、豊かでなめらかなアカシアの蜜、乾燥イチジクやレーズンのような後味をお楽しみいただける酒精強化ワインです。お菓子やドラフルーツ、スパイシーなチーズなどによく合います。中くらいのグラスや、チューリップ型のワイングラスに注いでお楽しみ下さい。