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プラッテンの家族経営の生産者で、父の代までは戦争の影響でワイングートは名乗っていませんでした。トーマス　バルテンはベルンカステルなどの醸造学校で6年間ワイン造りを学びました。元はプラッテンとオーザンに2．5haのみ所有していましたが、トーマスの代になってツェルティンゲンやヴェーレンの畑を購入しました。最高のワインはデボン紀のスレート岩の急斜面のリースリングから生まれると考え、リースリングは斜面の畑だけで栽培しています。 ワイン造りのポリシーは“Less means more.”（「過ぎたるは及ばざるがごとし」と同様の意味）。畑仕事や醸造には、出来る限り自然であることを心がけています。剪定は、特殊な機械を使用することによって、一人で作業が出来ます。これがバルテンのコストパフォーマンスの高い要因のひとつとなっています。この機械で葡萄の周りの葉をすべて除去することで、ボトリティスが付かないようにしています（そのための薬を使わなくてすみます）。10月から11月にかけて行なわれる遅い収穫は、葡萄に力強さを与える鍵となり、これによってアロマが最大限に引き出されます。このため、通常は4週間程ほどの熟成期間が、倍以上の8?12週間かかります。瓶詰めは、空気に触れない完全な状態を求め、近くの認証をとった所で確実な方法で行います。トーマスは「ハイテクノロジー商品（＝培養酵母）は必要ない」、「ワインは自然なものであるべき、そして自然のままであり続けるべき」と考え、「自然の賜物」であるワインにたっぷりと時間をかけています。	ツェルティンガー ゾンネンウーア リースリング シュペートレーゼ 2015年 トーマス・パルテン 個人客のために瓶詰めしているワイン。葡萄の平均樹齢は10年。土壌はデボン紀の青色粘板岩です。畑は南南西を向いており、標高は180m、斜度70度の斜面です。アルコール発酵には人工酵母を使用。フルーティなアロマを保つために、温度管理された1000Lのステンレスタンクで28日間かけてゆっくりと発酵させます。熟成はステンレスタンクできれいな澱と共に4ヶ月寝かせています。