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オニキス クラシック ブラン 2018年 ビニコラ・デル・プリオラット 750ml (スペイン 白ワイン) 家飲み 巣ごもり
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20歳未満の方の酒類の購入、飲酒は法律で禁止されています。
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ヨーロッパのワイン生産国には、各地に多数の「共同組合」が存在します。数十~数百軒のぶどう栽培農家が出資し合って設立され、彼らのつくるぶどうから、その組合としての共通ブランドのワインを造っています。畑の合計面積が大きいことと、関係者・被扶養者が多く高価格帯ワインの生産リスクは取りづらいこともあって、ラインナップは低価格帯のワインが主流です。協同組合のワインの品質は、それぞれの組合の資質によって大きな開きがあります。決め手となるのは、組合員である各栽培農家が、優良なぶどうをつくろうという意識を持っているかどうか。彼らは同時に出資者でもあるため、適当にやろうと思えばとことん適当に済ませることができます。よって秀逸な共同組合は、醸造家にプロ中のプロを招聘し、たとえ出資者であっても品質の劣るぶどうは購入しない、ぶどうの品質によって買取価格に差をつけるといったルールを遵守しています。組合員の意識が高く、「独立生産者やネゴシアンに負けない、美味しいワインを造るぜ!」というモチベーションが共有されているところは、自ずと醸造設備や技術のレベルも高くなり、結果として、秀逸なコストパフォーマンスを誇るワインを生みだすことになります。 スペインでは、まさしくここがそうです。「プリオラート共同組合」は、1991年、125軒の栽培農家によって設立されました。当時のプリオラートは、アルバロ・パラシオスらいわゆる「四人組」が奮闘していた産地勃興期。類まれなマイクロ・クライメット(微細気候)、ごつごつとした岩だらけの急斜面の「隙間」にテラス状に切り拓かれた無数の小区画群、この地特有の柔らかい粘板岩「リコレーラ」といった、テロワールの優秀性に注目した彼らの努力によって、プリオラートはこの20年で急激に発展し、2009年7月6日、リオハに継いで全スペインで2番目となるD.O.C.(特選原産地呼称)に認定されました。ただ同時に、開墾の困難な急斜面畑ゆえ栽培面積が限られていることで、スペイン随一の高価格帯(5千円~数万円)のワインの産地になってしまいました。 「プリオラート共同組合」の強みは、組合員が、合計205ヘクタールもの畑をもともと持っていたこと(!)。そして、彼らの品質に対する意識が極めて高いこと。「手の届く範囲の価格帯で、我が村プリオラートのワインを楽しんでほしい」という思いで、一致団結していること、です。醸造を任されているのはサンドラ・メレンデス(写真)。この共同組合は近年より、「プリオラートのワインの優美さや香りの芳しさをより繊細に表現するため」、女性醸造家を起用する方針を採っています。1979年生まれのサンドラは3代目。リアス・バイシャス(ガリシア地方)出身の彼女は、リオハやカリフォルニアで醸造の修行をした後、この組合に招聘されました。ワイン造りのリーダーとしてはもちろん、職人気質のおじさんが多い組合員のアイドルとして、この素晴らしい共同組合を太陽のように照らしています。 | オニキス クラシック ブラン 2018年 ビニコラ・デル・プリオラット マカベオ60%、ガルナッチャ・ブランカ30%、ペドロヒメネス10%。気候や地勢の異なる300もの区画のぶどうをブレンドしていること、樹齢50年から60年という古樹を使用するためこの価格帯のスペインワインとしては類を見ない極めて複雑な味わい。30hl/haという超低収量で凝縮したぶどうの旨味を堪能できますが、土壌に由来するとてもきれいな酸があり、飲み飽きません。気付いたら1本空になっているようなワイン。 |
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