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ヒュー・ジョンソン氏はグラハムについて、「グラハムは、年号入りの中で最も芳醇で最も甘口の最良のものの幾つかを扱う」と述べ、この'75年もののグラハムに最良のヴィンテージマークをつけています。 ヴィンテージ・ポートの年代物は、真紅色を失って茶褐色を帯びてくる。甘味を超越した味になってくる。香りも味わいも深奥そのもので、濃厚・豊満であ りながら濃厚さを感じさせない。複雑極まりないその味わいはひとえに歳月だけがワインに与えるもの。テイラー・フラッドゲート&イートマンはワインバイヤーズガイドでパーカー氏が傑出とした5つ星生産者です。 もし、ヴィンテージ・ポートかトウニー・ポートを飲んだことのない人がいた らだまされたと思って試してほしい。ワインが「熟成」するということはこう いうことなのだと実感させてくれる。神の恵みと人類の努力がともに手を取り 合って磨き上げたたぐいまれなワインの傑作が、飲む人を至福の瞬間へと誘ってくれるだろう。 「ガリバー旅行記」のスウィフトは詩の中で「宮廷におけるシャンパンを敢然と退け、我が家の食事にはポートを選ぶべし」英語辞典の創始者、毎晩ポートを2本平らげたという伝説の酒豪、サミュエル ジョンソン博士は「クラレット（ボルドー 赤）は子供の酒。ポートは成人向き 英雄たらんとするものはブランデーを飲むべし」 最後にジョージメレディスは「我意の人」の中で「ポートは深い海のように底深いその香味が深遠なのだ・・・長い年月を経た血液は老いらくの知恵に若い力を兼ね備えているのはポートなのだ」と喝破している（ワイン王国より）はっきり言って、一度お飲みいただくと病み付きになります。 ワイン王国特集記事より抜粋	グラハム ヴィンテージポート 1970年 クリスティーズのオークショナー、マイケル・ブロードベント氏は「シミントン社がグラハム社を買収した最初のヴィンテージ。卓越した1本。香り高く花のようなブーケと風味。もちろん甘口。」と五ツ星で絶賛！ Graham is another great port house, producing one of the deepest-colored and sweetest styles of vintage port. Along with Taylor and Fonseca, Graham has probably been the most consistent producer of great port in the post- World War II era. Their tawnys are quite good rather than exceptional, but their vintage ports are truly sublime and sumptuous. The 1970 is a monumental vintage port and one of the greats of the vintage. It begs to be drunk now, although it will last for at least another two decades. Robert Paker Buying Guide 2nd Edition #B4