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カサ・ドノーソはチリにおける最古のそして最も伝統的な手法でワイン造りを続ける地域であるマウレ渓谷の中心に位置します。マウレ渓谷は海抜50メートルの標高で地中海性気候です。土壌はそのほとんどが堆積岩から形成されています。収獲期の1月から3月まで摂氏10度から30度で推移します。マウレ渓谷のワイン造りにおいて共通して顕著なことは、その古樹の多さと、チリにおいてカルメネールが最初に植栽された地域ということです。フィロキセラによってボルドーで全滅したカルメネールがこのマウレ渓谷で連綿と栽培され続けていたことはワイン評論家やワイン醸造家の心を捉えたのでした。 1989年、チリを訪れた世界最大手の黒真珠養殖業者であるフランス人女性実業家がマウレ渓谷の土壌とその自然環境の素晴しさに魅せられ「生産量を絞り込んで最高級の手造りワイン、ワインの宝石を造ろう」と決意しました。彼女達はまず、マウレ渓谷の中心に位置するラ。オリエンタールという歴史的なドメーヌを手に入れました。1世紀ほど前にオリエンタールを中心にカサ・ドノーソを率いていた女性当主、ルシア・ドノーソの伝統的なワイン造りを継承しながらも、ビジネス感覚に満ち溢れたこのフランス人実業家は数年の間に3つのワイン畑を買い取り、最高級のワイン造りを目指しました。 ラ・オリエンタールに次いで入手したのは、ラス・カサスでした。ラス・カサスは海抜115メートルに位置します。次いで、サン・ヴィセンテで海抜50メートルです。そして、フンド・ペンカウエです。これらすべての畑のブドウの樹は樹齢60年から100年と言われています。2011年、チリ銀行家グループがカサ・ドノーソを買収し、伝統的なワイン造りを継承しつつも近代的な設備投資を遂行しました。そして、明確なラインナップを揃え、世界市場に進出し始めたのです。 ・MARCA D ・PERLA NEGRA(黒真珠) ・GLORIA 1810(栄光の1810年) ・CLOS CENTENAIRE(百歳樹ぶどう園) ・BICENTENARIO(チリ独立200周年祭)	ペルラ・ネグラ 2011年 カサ・ドノーソ カサ・ドノーソ所有の葡萄園の中でも最も古く、最も品質の高いブドウを使い、世界最高峰の醸造法で造るマウレ渓谷の宝石。自社畑のカベルネソーヴィニヨン50％、マルベック20％、カルメネール20％、カベルネフラン10％をフレンチオーク樽100％で24ヶ月熟成。 惹きこまれるような輝きのある深いルビーレッド。フレンチオーク樽由来の上質なスパイスや煙香が立ち上がり、ブラックベリーやバニラの香りを想わせるアロマに素晴らしい樽香。異なるブドウがそれぞれの良さを主張し、美しいハーモニーを奏でます。見事に溶け合ったタンニンときれいな酸の秀逸なバランス！エレガントな長い余韻。