フランシスカン シャルドネ 2018年

淡い黄色。芳醇で熟したリンゴや、パイナップル、レモンの皮、グリルしたマッシュルームやキャラメルも感じられます。力強く華やかでフルボディ。洋ナシのコンポート、クレームブリュレにマジパンやミネラルのニュアンスが感じられるフィニッシュの長い白ワイン。

フランシスカンではシャルドネも情熱を傾けている品種のひとつであり、今ヴィンテージでは、2箇所の冷涼な地区、モントレーとナパのブドウのマリアージュに挑戦しました。モントレーはサンタ・ルチア・ハイランドとアロヨセコ地区のぶどうを用い、ワインにトロピカルな風味、フレッシュさ、そしてエレガントなニュアンスを与えています。ナパは、カーネロス地区のぶどうを用い、熟した洋ナシやリンゴの風味、芳醇なボディとミネラルの特長をワインに与えています。一部のワインはフランシスカンの伝統である野生酵母でつくり、マロラクティック発酵やシュール・リー熟成を行う事で、コクのある、クリーミーで複雑味をもつフランシスカンのシャルドネを生みだしています。

2018年ヴィンテージのモントレーは雨から始まり、ほぼパーフェクトな生育期でした。ぶどうも、トロピカルフルーツ、熟したシトラスやリンゴの風味をもつ素晴らしい状態に仕上がりました。ナパ・ヴァレーは、過去3年冬の降雨量が少なかったのですが、2015-2018はエルニーニョの影響で、通常の95％の降雨量となりました。雨は春先まで平均的に降りました。早い発芽のおかげで生育期も早まりましたが、その後の涼しい気候のおかげでハングタイムも長くなり、しっかりしたフレーバーが生まれました。8月の終わりも涼しく、秋のような気候が数週間続いたため、素晴らしい酸も併せ持つブドウが収穫できました。