インターナショナル・ワイン・チャレンジ　2014にて、ライフタイム・アチーヴメント・アワード（特別功労賞）を受賞したオーナー醸造家チャールズ・バック氏。

「特別功労賞」は、世界のワイン業界において、生涯を通して偉大な貢献をしたリーダーに授与される栄誉ある賞です。IWCは、世界で最も健全で、慎重な評価が行われる品評会として認められており、直近の「特別功労賞」受賞者は、以下の錚々たる面々が受賞しています。

◆ヒュー・ジョンソン：イギリスのワイン評論家
◆サー・ジョージ・フィストニッチ：ヴィラ・マリア設立者
◆リチャード・スマート：オーストラリアの著名なブドウ栽培コンサルタント
◆ミゲル・トーレス：ボデガス・トーレス社長で醸造家
◆マイケル・ブロードベント：イギリスのワイン評論家

チャールズ・バック氏はTim Atkin, Charles Metcalfe, Sam Harrop, そして Oz Clarkeといった、業界を担うリーダーであり、IWCの審査員でもある彼らより指名を受け、今回の受賞に至りました。

受賞の理由としては

・ヴィオニエ、テンプラニーリョ、タナ、サンジョヴィーゼ、プチ・シラーを、南アフリカに広めた人物
・スウォートランド・レヴォリューション（ワインイベント）の先駆者
・手作りチーズとスパイス・ルートの創設を通して南アフリカのワイン・ツーリズムの未来を形成
・不利な条件下に置かれていた、ワイン造りに携わる労働者たちに、南アフリカのワイン会社として始めて、土地と会社の運営権を与え、彼の自立支援を行った

等、以上はチャールズ・バック氏の功績のほんの一握りでありますが、これらの功績が高く評価され、受賞に至りました。IWCの共同議長であるCharles Metcalfe氏は、「彼は南アフリカにとどまらず、世界中のワイン産業において偉大なインフルエンサーとなっています。多くの受賞ワインを造りだすだけではなく、継続的な地域支援は賞賛に値します。彼こそが、ワイン界における真のスターなのです。」と授賞式で賞賛しています。

チャールズ・バック氏は、この賞を謙虚さと品位を持って受け取り、以下のコメントで感謝の意を示しました。

「このように偉大な賞を頂き、大変恐縮するとともに光栄に思っております。この賞は、私と共に働く500人の仲間を代表して受賞したものです。この賞は彼らの努力の賜であり、また、それこそが、私が生涯を捧げ、この産業の拡大を推し進めることの出来る、パワーの源となっています。ブドウ畑とワインづくりに携わる人々の生活がより尊重されるものとなるようにと、南アフリカが私の愛情ささげるチャンスを与えてくれたのです。」