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ミラフィオーレはフォンタナフレッダの前身で、今回77年ぶりにそのブランド名が復活しました。ピエモンテ州の伝統的なワイン造りを継承した、高品質な赤ワインをお届けするブランドです。 ミラフィオーレのワインが生まれる畑は全て、“クリーン” なブドウを得ることを目的としたビオ・ナチュラ ルプロジェクトが行われています。ビオ・ナチュラルプロジェクトでは肥料、除草剤、二酸化硫黄の使用数値 をピエモンテ州で定められている限度よりも低い数値に抑えています。 イタリア王国の初代国王となったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の息子、ミラフィオーレ伯爵が創業したフォンタナ・フレッダ社。ワイナリーの創業者の名 前であり、歴史を伝える紋章や古い樽に刻まれている大切なブランドを冠したワインは、伝統的な製法で造られたピエモンテの偉大な赤ワインの洗練された味わ いを表現しています。 バローロに使われる品種のネッビオーロは中世から栽培され、18世紀～19世紀初めまで甘口ワインの原料と して使われ、現在飲まれているようなバローロとは全く違うタイプのワインが造られていました。1850年頃、ウドンコ病が到来し、古い畑は壊滅的な状態になり、その後長い間生産量が回復することはなく、ピエモンテのワイン造りは長い眠りにつくことになりました。その後20 年が過ぎ、イタリアの経済的な復興も後押しして、ワイン造りは再び活気を取り戻しました。その後、度重なる改革を経てランゲ地方の赤ワインから海外の展示会で高い評価を得る事が出来るようなレベルのワインと成長していきました。 ミラフィオーレのワインが生まれる畑は全て、“クリーン” なブドウを得ることを目的としたビオ・ナチュラ ルプロジェクトが行われています。ビオ・ナチュラルプロジェクトでは肥料、除草剤、二酸化硫黄の使用数値 をピエモンテ州で定められている限度よりも低い数値に抑えています。
ミラフィオーレ ドルチェット・ダルバ 2011年 セッラルンガ・ダルバ村の海抜300-450mの丘陵で南西と南東に開けた自社畑を所有。石灰質にとんだ泥灰土の土壌。ステンレスタンクで8-10日間、25度で発酵の後、セメントタンクでマロラクティック発酵させ、20-140HLの中-大型の木樽で約2ヶ月熟成。ボトリング後約6ヶ月瓶内熟成。 紫を帯びた深いルビー色。フルーティーな香りには、ブラックベリーやラズベリー、プラム、ブラックチェリーのニュアンスが生き生きと現れています。味わいは辛口で、アーモンドを感じる後味にワインの力強さやなめらかでやさしいタンニンが良いバランスで感じられ、とても飲み心地の良いワインです。 ミラフィオーレ バルベーラ・ダルバ・スペリオーレ 2010年 セッラルンガ・ダルバ村の自社所有畑で、東と南西に開けた丘の中腹（海抜300-450m）に位置する畑。石灰質にとんだ泥灰土の土壌。ステンレスタンクでルモンタージュを繰り返しながら発酵。約12-15日間マセラシオン。その後20-140HLの中-大型の木樽でマロラクティック発酵させ、そのまま約1年間熟成。ボトリング後さらに約半年間瓶内熟成。 紫を帯びた深いルビー色。シナモンやクローブ、焙煎したコーヒー豆やココアなどのニュアンスとともに、良く熟したプラムやチェリーが溢れんばかりに香ります。味わいには果実味、やわらかなタンニン、酸と共にしっかりとしたボディと厚みが感じられます。ブラックベリーのジャムを感じる後味は長く続きます。 Wine Advocate 89pts ミラフィオーレ ランゲ・ネッビオーロ 2009年 セッラルンガ・ダルバ村にある東と南東に開けた畑（海抜300-450m）。中新世のヘルヴェチアン期に由来し、粘土と石灰質の泥灰土に富んだ土壌。ステンレスタンクで12-15日間かけてアルコール発酵の後、15-20日マセラシオン。その後20-140HLの中-大型の木樽で12ヶ月熟成。ボトリング後最低6ヵ月は瓶内熟成。 若いうちは香りに特徴があります。その香りはとても自然で驚きに満ちています。ブーケや色、そして優しいボディ、このランゲ・ネッビオーロはこの品種の個性を表現しています。少し熟成が進むと色はオレンジを帯びたガーネット色に変化し、香りは深く、バラやゼラニウムのドライフラワーを感じます。やわらかくしっかりとした味わいがあり、ベルベットのようにバランスが良く、心地よい後味が続きます。 Wine Advocate 90pts ミラフィオーレ バローロ 2007年 セッラルンガ・ダルバ村、海抜300-450mの丘陵で、南西に開けた畑。石灰質に富み、泥灰土と砂が混ざった土壌。ステンレスタンクで少し長め（30-31度で12-15日間）にアルコール発酵の後、果皮とともに30-40日マセラシオンしてマロラクティック発酵。その後20-140HLのオークの中-大樽で約2年間熟成。ボトリング後瓶内熟成。 ルビーを帯びたガーネット色。バニラやスパイス、乾燥したバラの花や灌木などのニュアンスを感じる濃密な香り。ナツメグ、ローリエ、黒こしょう、赤い実の果実やリコリスを想わせます。味わいは辛口。口当たりはベルベットのようにやわらかく、しっかりとしたボディがあり、パワフルなタンニン、心地よい酸のバランスがよく、余韻の長いワインです。 Wine Advocate 92pts