ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・カステルジョコンド　/　フレスコバルディ
BRUNELLO DI MONTALCINO CASTELGIOCONDO　/　FRESCOBALDI

カステルジョコンドは、1800年代にブルネッロの生産を最初に始めた4つのワイナリーの1つです。 最も伝統の古いワイナリーであるという事は、自然とテロワールの優位性を物語ます。理想的な標高、礫質・粘土質・砂質で構成される水捌けの良い土壌、南西向きの斜面等、優れた条件の畑を持ち、その中から毎年厳しく選抜されたブドウのみ使用します。 ブドウは全て手摘みで厳しい選果を行います。温度管理されたステンレスタンクで発酵させ、特に発酵の初期段階で頻繁にルモンタージュを行います。その後ワインはオーク樽へ移し替えます。 スロヴェニアンオーク及びフレンチオークの樽を使用し、長い年月をかけてじっくり熟成させます。熟成期間は、収穫の年から5年目の1月1日までですが、そのうち最低2年間は樽熟成です。瓶詰後も、最低４カ月は熟成させ、落ち着いてから出荷されます。

フレスコバルディは、2020年度、ガンベロロッソのワインガイドにて、イタリア約2500を超えるワイナリーの中から頂点に選ばれた、世界で最も有名なイタリアの生産者の一つです。

フレスコバルディ家の歴史は1000年以上前に遡り、常にトスカーナの歴史と深い繋がりがあります。フィレンツェが最盛期を迎えていた中世の時代に、フレスコバルディ家は英国王室の財務管理を担っており、銀行家として影響力を強めていきました。その後まもなく、ルネッサンスの開花とともにサンタ・トリニタ橋やサント・スピリト大聖堂の建設など重要なプロジェクトや芸術家たちの支援者となります。

ワイン造りにおいては700年以上の歴史を持ち、キアンティ・ルフィナのニポッツァーノ、白ワインの銘醸地ポミーノ、モンタルチーノのカステルジョコンド、モンテスペルトリのカスティリオーニ、キャンティ・クラッシコのペラーノ、マレンマのアンミラーリア、シエチのレモーレ、これらフレスコバルディブランド傘下の７つのエステートに加え、世界的に高い評価を受けるボルゲリのマッセートやオルネッライア、モンタルチーノのルーチェといった銘醸ワインを傘下に納めています。