『色調は気品のあるルビー色。まず樽香に由来するトーストの香りが広がり、続いて良く熟した黒い果実の香りが通り過ぎる。味わいは力強さとバランス感が素晴らしく、丸みのあ る柔らかさも感じる。豊かな種種のフルーツの味わいとウッディな香りがあり、これらをまとめる絹のように滑らかなタンニンが感じられる。若いうちも、熟成させても楽しむこと ができる。山羊肉の料理やジビエなど、しっかりしたソースを添えてだす本格的な料理に合わせておすすめしたい。』

シャトー・ガロを造るCHATEAU NODOZシャトー・ ノドは歴史が長く、1791年にボルドーの海運業で名高いM.J.J.Bornes（船のオーナー）ファミリーが所有。
彼はこのシャトーを再建し、評価を取り戻した人物でもあります。フランス革命前の、所有者の名前を取り"CrudeNodoz"と呼ばれていました。

その後、1930年にMAGDELEINE マグダレーヌ家が取得し、現当主の祖父の後を継いで、1980年にはジャン・ルイ ・マグダレーヌと妻ジョシアンヌらが、ブドウ畑を復興させました。

1990年、シャトー・ノドはコンクール・ブライエ・ブルジェというコンクールで初めて金メダルを取得してから名を馳せるようになり、続いてシャトー・ガロも様々なコンクールで金メダルを受賞するまでになりました。

畑は、ドルドーニュ川とジロンド川の右岸、ボルドーの北35kmの場所、東南東から南西にかけて広がる申し分ない日照条件を持つ38haの畑を所有しています。
メルロー主体で、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フランを栽培しています。

ブドウの収穫は、手摘みで完全に熟すのを待ってから行い、収穫後選果台にて手作業により仕分けを行います。
最初の醸しは、4～5日間温度管理されたタンクで低温で行い、その後温度を上げ3週間発酵を行います。
樽熟成は、フレンチオークで9ヶ月間その後瓶詰めされます。
  ・自然（環境）に敬意を抱くこと
  ・品質を追い求めること
を家訓として、テロワールに配慮し畑の各部分が何を求めているのかをしっかり観察し、極力自然に近い農法（＝リュット・レゾネ）を実施する体に優しい自然派ワインを産する生産者です。

シャトー・ガロ
色調は、若々しさのあるルビー色。
黒系ベリーの香りが印象的。ほんのりと木樽からくるトースト。味わいは、香りと同様に果実味に溢れ、メルロー主体で造られる滑らかなタンニンがバランス良くまとまっている。
肉料理との相性が良く、しっかりとしたソースの料理にも合わせられる。飲む数時間前に開けておくとより美味しく楽しむことができます。