フランソワ・ランセというひとが、1795年に作った香水店の名前を取って、2000年代に立ち上げた「ランセ」。
当時はフランス貴族に知られる香水店で、1902年にミラノに移転して、しばらくしてクローズしました。このライセンシー・ブランドもイタリアのもので、「ランセ・1795」と老舗風のコンセプトですが、むかしの香水店と直接かかわるのは名前だけです。一応ランセの血族が香りの監修をするなどはしております。
こちらは、そんなランセのフレグランス・ラインから、2011年に発売されたレディス香水です。
フランス語の女性名を付けたシリーズの中の一品で、ほかにも「ジョセフィーヌ」や「オルタンス」、「エレーネ」や「ウジェニー」などいろいろあります。基本的に、むかしのフランス皇帝のナポレオンにゆかりのある名前を付けているようです。
この「ポリーヌ」も、ナポレオンの妹のポリーヌ・ボナパルトのことを指しております。美人で、自身も面食いでさまざまな色恋騒動を巻き起こし、そのたびに家族が止めに入るという天真爛漫な人生で、兄のナポレオンと終生仲が良かったことでも知られております。
そんなポリーヌの香りは、パウダリー・フローラルの香調がベース。いわゆるお化粧系の一品にしあげられております。
コットン・フラワー、オレンジ、イランイランなどが、ふんわりとしたフローラル・シトラス・ノートを香り立たせるトップから、
ヴァイオレットやローズなどが、エレガントなフローラル・ノートを浮かび上がらせるミドルへ。
ラストはパチョリ、トンカビーンズ、ベンゾイン、シダーウッド、ホワイト・ムスクなどが、たおやかなスウィート・ノートを香らせて、フェミニンなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
ヴァイオレット・ムスキーな香りをメインにしている印象で、クラシカルとも、タイムレスともいえるような一品です。よくあるタイプなので、使い勝手はいいと思います。オー・ド・パルファン(EDP)らしい濃い香りというところが好ポイントです。
ボトルやボックスは、シリーズで共通のデザイン。ボトルのラベルは、プリントではなくてシールです。
●直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。
●可燃性製品は火気には十分ご注意ください。
●傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。
●フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。
●目に入ったときは、直ちに洗い流してください。
●香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。●乳幼児の手の届かないところに保管してください。
●極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。
●使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。
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商品番号:FR8002683001253
関連キーワード:香水・フレグランス:フルボトル:レディース・女性用
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