ボルドーはメドックや主要格付け地区を除いてもおいしいワインがいっぱいあります。
ブライもそのひとつ。
ブライのワインはやわらかく、いつも愛想のいいとても親しみやすい
といった性格があります。
フルーティでいて、でもそこはやはりボルドー生まれ。
しなやかできっちりきれいに味わいや香りが開いてくる。
佳作ワインが沢山、メドックなど有名地区以外にもあるというのが
フランスワインの層の厚さを感じるところです。
今回ご紹介するグラン・マレショーも、そんなお買い得地区のもの。
そして、このシャトーもパーカーが98年ものに86点を付け評を書いてます。
試飲鑑定してみて感じたのは、やわらかいタンニン、フルーツの繊細さ、
そして全体の調和。
非常にナチュラルに仕上がっています。
ぴか一のまとまりを見せるこのブライはちょっとパーカーも、
「これは実にエレガントだ。」と感じたに違いありません。
コクコクタンニンととろとろワインが大好きなパーカー氏も、やはり本当に
いいものは好みを棚上げして、素晴らしいと評価しています。
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