「テロワールの違いを味わいたい」
そんな時にはいい蔵の畑別のワインを飲み比べるのが一番です。
ブルゴーニュの秀逸蔵としてパランはその名誉の長い歴史を持っていますが、
この蔵のたゆまぬ努力と顧客の嗜好をキャッチし、
その要望に応えて行こうとする前向きの姿勢にこそ、
パランの味の真髄があるといえるのではないでしょうか。
伝統的な堅牢な作りと年月を経て生まれて来る深い味わい。
この骨格をそのまま残し、今パランはエレガントさとやわらかさを兼ね備え
うまみの抽出に更に磨きをかけています。
オート・コート・ド・ボーヌの熟成した複雑さとなめらかさ。
ラドワのうまみと渋みの絶妙なバランス。
ボーヌ一級畑ゼプノットの深遠な奥行き。
区画が徐々に限定され、凝縮していく様をこの3本を飲み進むことで
明確に体験することができることこそテロワールの表現力。
腕のいい職人だけが大地から受けることのできる恩恵の証。
それぞれのおいしさに個性はあれど、完成された美しさは、
アメリカ大統領の舌と心を酔わせて来た訳ですが、
パランの美酒はさらにさらに完成されて、もっと長生きしたかったよ~んと
ジェファーソンを羨ましがらせるに違いありません。
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