日本でも１０年以上前から、有名百貨店などでボキューズのパン屋さんが フランチャイズで出店してますから、とってもお馴染みの名前ですね。
格式などでいえば、日本では、吉兆、招福楼などの名料亭に 匹敵するのでしょうか。

社長と店長は、明日朝一日本に戻る道すがら、
膨れに膨れたどでかいスーツケースを２個とバッグを３個持参。
一旦お店に置いていただいて、 メニューなど見ながら８時までのんびり待つ事になりました。

と、その廊下に写真とメニューが。
オヤ、クリントンさんと、嫁さんのヒラリーさんのお食事メニューが お二人の顔写真とともに貼ってありました。

・・・・・・・。 これを選んだのって、もちろん接待する側だよね。 ポール・ボキューズさんじゃないよね。 ここのソムリエさん？ いや、ＶＩＰの晩餐会だからエリゼの侍従長さんかも？ とはいえ、最終ＯＫ出した人って、シラクさん？

１　どうせアメリカ人だから、ワインのことなんて分かりっこないよ。とエリゼが判断して、初心者向きのワインを選んだ。

３　どんなワインが好きか事前にエリゼのブレーンが調べたら、 実は本当にデュ・ブッフの大ファンだった。

１番なら、フランス政府のアメリカに対する率直な感情が伝わってきます。 さしずめ「成金め」とういうようなニュアンスでしょうか。

３番なら、しゃれにならないほどワイン音痴だということで、 エリゼでは腹を抱えて定めし大笑いしたことでしょう。

９５　ヴーヴ・クリコ　ゴールド・ラベル
９６　ピュリニー・モンラッシェ
８５　グリュオー・ラローズ

白ワインも表向きはピュリニー・モンラッシェと銘打っている だけで、ブルゴーニュでは大変有名な究極のネゴシアンワインです。

最初から、一級ワインを遇する意思はない、という暗喩です。 ８５年は優良年度で、Ｐちゃんも９０点を付けています。 世界一金持ちの国家元首を迎える、世界一お金持ちのイギリス王室の メインの赤ワインが ２級格付け、８５年、９０点。

さてさて、ここでのディナーはどうなりますことやら。 ポール・ボキューズのスタッフの皆様に『成金イエローモ〇キー』 と揶揄されないように、ベストセレクトしなければ。