この6月、おいしくってコストパフォーマンスのいいワインを探しに
ボルドーのワイン大博覧会に出かけたことは、早くにご報告しておりますが
この博覧会に出展している企業数たるや、生産者、仲介業者などなど
ひきこもごも合わせますと、4500以上。
その中に供出されるワインはボルドー、ブルゴーニュものの世界最高峰
ワインはもちろん、その他スペイン、イタリア、オセアニア、南米、
南アフリカなど、幾多の競合ワインがところ狭しと並べられました。
5日間のこの2年に一回の大博覧会は終幕を迎え、私も荷物をまとめて
シャルル・ドゴールに向かいましたところ、なんとはじめて気が付いたのですが、
フランス国内のいろんな新聞が無料配布されていたのです。
登場口のロビーやそこのカフェにもうふんだんに並べられています。 そうか、無料なんだ、一部いただいて帰ろうかなぁ。。。。 やっぱり持って帰るなら大有名紙『フィガロ』だよね。
と一部手にとり、パラパラパラと中を見てみますと、オ!!
さすが、VINEXPOは天下の大博覧会。
特集記事が組まれていました。
なになに、来場者が過去最高の記録的人数とな。
前回の2003年に比べると4%増加し、うち3%は海外からの訪問者。
その横は、、、エエエエ~~~ッ!!!!
な、なんんということでしょう!?
フィガロの紙面中央に、ドッカ~~~ンッと、うちの「カステル2000」が
特集コラムで取り上げられているではありませんか~!
『 秘蔵の一品 / ドメーヌ・ド・カステル2000』
ともすればニューワールドワインが陥りがちな類似のスタイルを
見事に回避し、まったく新しい創造世界というものを発見させた
といっても過言ではない、非常に個性的で幸運な道を辿った
イスラエルワインが紹介され、ヴィネクスポは閉幕した。
セパージュ(メルロー、カベルネ、プチヴェルドなど)や
セガン・モローの樽で熟成させるなど、巧みにボルドーの方式を取り込み
融合させ、ボルドーを彷彿とさせる印象深くも大変洗練された芳香。
精巧さと狂いのない精度の高さは、このワインをワインが本来あるべき
姿の真芯にすえつけており、重すぎる、過美すぎるといったものは
何もない。
スパイスチップの複雑さ、涼やかな赤い果実のすがすがしい香りの
べースが備わり、エレガントな舌触りとシルキーさはこのワインの
調和の素晴らしさを生み出している。
イスラエルの蔵としては異例の、様々な微調整の妙がこの栄光をもたらした。
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うわ~~~、べた褒め、大絶賛ですよ、これは。
フランスの代表紙が手放しでこれほど、自国以外の無名の、しかも
イスラエルのワインを誉めるというのは、ものすごい栄誉なことです。
お値段は、45ユーロ(約6300円)じゃありませんか!
もちろん、ヴェリタスではこのヴィンテージはフランス価格の
3分の2以下の4125円!!
あの大有名なイギリスのワイン評論家、日本でも人気者のヒュー・ジョンソン氏も
『われわれイギリス人の財布にもっとも貢献するボルドースタイルのワイン』
と絶賛したぐらいの大物カステル、ますます絶好調、高評価!
そして最新のヒュー・ジョンソンの2005年版ポケット・ワインブックでは、
イスラエルでトップの★★★評価はもちろんのこと、
その高評価はトップキュヴェのグランヴァンだけではなく、
‘C’シャルドネは「傑出したシャルドネ」、
プティ・カステルは「極めてお値打ちのセカンド・ラベル」
と、最大級のお褒めの言葉をいただいています。
さぁさぁ皆様、もうこうなったら、そのうち奪い合いの大変なことに
なるやも知れません。
これは今あるうちに一本内緒で絶対手に入れてお手元に
置いてくださることをお薦めしたい一品です!
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