ボルドー超有名シャトー訪問記 その十
シャトー・ムートン・ロートシルト
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ムートン天下無敵のかぁね持ってンどぉ~~突ッ撃ご訪問~~!!!
団体客のかたまりが、ひっきりなしにエントランスに来ては、次々ぞろぞろと消えていく。ベルトコンベアの回転すしみたい。
蔵に入るとそこはすべて木桶。最近衛生面でのメンテが大変なのでステンタンクに変えていく蔵が多い中、あくまでも天然素材にこだわるあたり、やっぱ金持ちの余裕だよね。
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こ、こ、これ、全部あわせたらいくらになんの?←大阪人 |
仕込み桶の前には刻々の温度変化が記してある。温度管理もばっちり。
ムートンとは、羊じゃなくて、もともとは方言で小さな丘という意味。
そしてエチケットのムートンはフィリップ男爵の星座にひっかけデザインされたそうな。 知らんかったー、やっぱりシャトー訪問せなあかんなー、勉強になるわ。とおばちゃん、感心とゴージャスな博物館がしつらえられた部屋にすっかり鳩バスのツアー客になる。
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ロスチャイルド家があつめた金銀財宝、グラスやデキャンターなどアンティークがザックザック。幅25m奥行き100mもある、地下セラーには10万本のオールドヴィンテージを含めたムートンが眠っている。
暗くてひんやり、牢屋なデザインに、こ、怖いよ~と思う間もなくよだれが~~。
これずぇんぶ、ムートン!????クラクラしてきたぞー。
今年仕込んだワインを小樽にいれて一列にずっらっ~~~と並べてある姿は圧巻の壮観。やっと待ちに待ったテイスティング。
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「お兄さんも、心なしかよそのシャトーより渋いわ 店員A) |
モダンな室内に、おごそかに置かれたグラス。
注がれた98年は赤紫の深い色あいが、至福を約束してくれる。
ゆっくり含む。
柔らかな液がゆっくり滑り込んでくる、弾力の豊な果実のフレーヴァー。アルコールの高級感とタンニンのなめらかさ。
リッチ、リッチ、リッチ~!だてにお金持ちじゃないね男爵~~。
やっぱムートンはムートン。代わりはないわ。
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1997 Chateau Mouton Rotechild
1997 Ch.ムートン・ロートシルト
コク辛口 赤 750ml |
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1994 Chateau Mouton Rotechild
1994 Ch.ムートン・ロートシルト
コク辛口 赤 750ml |
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感動半ば、しまいのみやげものコーナーのありとあらゆるムートングッズ、「コスの負けやな、アイテムごっつ多い」と感心しながら、いつの間にかみやげを買い込んでいるうちの一藤斎先生だった。
世界三景、お伊勢さんとムートンロスチャイルド、みんな、もう行ったかな~? |
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