ティムは、実習が多いことでも定評のあるバートクロイツナッハの
ワイン専門学校で6年間みっちり勉強し、その後はフレーリッヒで修行。
その後、94年まではお母様がセラーマスターでしたが、翌95年に
ティムに交代しました。
簡素な近代的な施設ですが、6代続いた蔵の中にはその伝統を
忘れることなく、古い農機具も飾ってありました。
↑温度コントロールつきステンタンク。
注目すべきはこの清潔な床!
これがボッケナウの樽ですか→
最高のドイツの白ワインを作るティムは、赤ワインも大好きで
最近飲んだのは85のタルボで、美味だったということです。
「ピノ・ノワールがすごく気になるんだよね、本当は。」
来年ボッケナウの森でゆっくりと育った木で作った新樽を入れる予定を
しているそうなのですが、いつかピノに使いたいなぁ、なんて思っている
のかもしれません。
ドイツで大変権威のあるワイン評価本、ゴーミヨは最高評価5つ房
(評価はブドウの房の数で示されます。)の生産者に継ぐ4つ房評価を
フレーリッヒに与えています。
ナーエ地区ではこれで、実力的に第3番目の位置につけることになりますが、
この地域は、あのパーカー氏から100点満点評価された恐るべき巨匠、
ヘルマン・デンホフがいるのですから、相当頑張らないとこのポジションを
もらうことはできないということになります。
実際、ティムの作った2002アイスヴァインは96点評価をもぎとりました。
←先祖代々の農具です。
![](https://img.ponparemall.net/imgmgr/21/00101421/photo/img56284911.jpg)
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