畑専用の四駆のアウトドア車に乗り込み、ご夫妻と私3人で、
デコボコ道を揺られながら、外を見てましたら、
ン?柴犬くらいの大きさの背中が茶色い生き物??が突然ニュッと登場。
「エリザベスさん、あれ、なんです?犬ですか、それとも狐?」
「あれはうさぎ、ハーズっていうのよ。」
エエッ、だってあれ、すごいドデカサイズですよ。
あれがウサギ?
あんなのがブドウを食い荒らすわけ?大変じゃないですか~。
ライン河から10キロにあるキルシュビルの畑にやっと到着。
ここのブドウの木は50歳以上。
幹にもしっかり苔が生え、堂々としたものです。
キルシュビルの下層土はライムストーンで、畑を耕すとゴロゴロ
瓦礫のように出土してきます。
その石を積んで、造った畑の囲いの前でお二人をパチリ。
二人ともとっても仲良し、ステキなツーショットが撮れました。
ちょうど気温が15℃近くなり、樹液がポタポタ、春の到来です。
頭を車の天井にぶつけそうになりながら、帰り道も畑の中を通ったのですが、
またまた今度は鹿の親子に遭遇。
「動物たちは、真っ先に私たちの畑のブドウへやってくるの。
オーガニックなのをよく知っているのよ、きっと。」
いやいや、オーガニックというよりも、ヴィットマンのブドウが
とっても美味だからに違いありません。
そういえば、同じBIO農法のニコライホーフでは、獣害を防ぐために
彼らが好んで食べるハーブ類をいっぱい植えているそうです。
自然農法でブドウを育てるというのは、やはり誠に手間のかかる大変な作業です。
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