シャトー・セメヤン・マゾーはリストラック・メドックで歴史の長いシャトーの一つです。
当初はシャトー・セメイヤンの名で知られ、その存在は1876年にエドゥアール・フェレにより出版された評価本でも言及されています。

1925年にP.A.ホスタイン氏の所有となりましたが、1938年に娘に受け継がれる際にシャトー・セメヤン・マゾーという名になりました。

代々受け継がれる畑はガロンヌ川が運んできた砂利とその下にある粘土質の地層はこの地のワイン造りに最良の条件をもたらしました。

また、メドックの中でも降水量の低い地域ということもあり、その実はよく熟し、香りに満ちたワインを産み出しています。

飲み頃をむかえたボルドー熟成ワイン！
ワインを寝かせることで、タンニンが落ち着きスムースな口当たり。
果実味や香りもより複雑になっています。
しかも、醸造所の蔵で熟成させたワインだから安心の品質です。

畑から醸造と熟成まですべての段階で
≪見て、聴いて、考える≫
だからこそできる高品質のワイン。
もちろん自然派！
殺虫剤、化学肥料は使用していませんから、自然本来の味わいが楽しめます！

高品質低価格なわけ！
ブルジョワ級の格付けなのでこのお値段！

ブルジョワ級とは

ボルドー・メドック地区の格付けの一つ。メドックの格付けでは世界的に有名なムートン、マルゴー、ラトゥール、ラフィット、オーブリオンの５大シャトーと呼ばれる１級の下に、２級、３級、４級、５級と続いています。
この１級～５級までのカテゴリーがグランクリュといわれる格付けです。
1855年に制定されたこの格付けでは2000にも上るシャトーの中でわづか60のシャトーしか格付けされませんでした。そのため、格付けされなかった優良なシャトーが1932年に新しくブルジョア級として格付けされることになりました。
ブルジョア級はそのグラン・クリュ・クラッセの下に位置するカテゴリーで、さらに細かくクリュ・ブルジョワ・エクセプショネル、クリュ・ブルジョワ・シュペリュール、クリュ・ブルジョワの３つに分類されています。
比較的高額になりがちなグラン・クリュ・クラッセのワインに対し良質なワインが、低価格で楽しめるのがこのクラスの特徴です。

リストラックはボルドーの中でも内陸にある産地であまり目立ちはしませんが、ガロンヌ河によって運ばれた沖積土壌が深さ40メートルにまで達しており、水はけのよいブドウ栽培に適した土地とされています。

石灰質の土壌で、メルローの比率が高く、力強いアタックとやや多めのタンニンなど伝統的なスタイルとして定評のある産地です。