- 著者 : 有森隆(著)
- 出版社名 : さくら舎
- 発売日 : 2017年02月
- ISBN : 9784865810899
- 戦後最大の企業犯罪の真相と闇!
戦後最大の経済事件、住友銀行・イトマン事件(90~91年)。全ての原点は住友銀行(本店・大阪)の収益至上主義経営にあった。“住銀の天皇”といわれた磯田一郎会長。住銀から中堅商社イトマン(本社・大阪)に送り込まれた河村良彦。イトマン=住銀から金を無謀な融資で引きだした闇の地上げ屋・伊藤寿永光。イトマンに巨額の絵画を売りつけた闇の実業家・許永中。4人を軸に、巨額の金が闇に消え、怪文書、裏切り、密約と暗闘が繰り広げられる。
また、この事件は住銀・イトマンに喰らいついた伊藤寿永光(=山口組)vs.その防戦にあたるフィクサー・佐藤茂(=稲川会)という東西ヤクザの代理戦争でもあった。明らかになる磯田のスキャンダル、河村の横領、関係者の謎の自殺、そしてイトマン消滅。わずか1年半あまりの間に6,000億円もの金が闇に消えてしまった、バブル経済の破綻を象徴する複雑怪奇な事件である。
稀有な経済犯罪の全貌から住友銀行の黒歴史を抉る!※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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