- 著者 : 弘兼憲史(画) 矢島正雄(原著)
- 出版社名 : 小学館
- シリーズ名等 : 小学館文庫
- 発売日 : 1996年01月
- ISBN : 9784091921215
- 愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作
▼第1話/廃線▼第2話/傷▼第3話/過去を持つ愛情▼第4話/踊り場▼第5話/鞄▼第6話/送り火▼第7話/二人の場所▼第8話/荒地の温もり▼第9話/売り娘▼第10話/堕ちる▼第11話/ツリ- ●あらすじ/町井はボケた母を老人ホ-ムに預けている。母ひとり、子ひとりで育った彼は、小さい頃から母のことが大好きだった。その気持ちは今も変わらないと思う。だが、ボケた母と暮らすことは想像以上に大変なことだった。母をホ-ムに預けたことは仕方のないことだと割り切っているつもりなのだが、ただ、母がボケた原因のひとつの引き金を、自分が引いてしまったことが彼を悩ませていた(第4話)。▼8年間の修道院生活に別れをつげた女が函館の港を歩いている。8年前、恋に破れた彼女は、函館に向かう青函連絡船から海に飛び込もうとして乗組員に命を助けられていた。そして、このふたりは奇しくもまた、本州へと向かう青函連絡船の中で再会するのだった(第5話)。▼大文字焼きを見るために、毎年京都にやってくる伊東。だが、この時期、ここに訪れるのには、もうひとつのわけがあった。それは、20年前に自殺した親友を弔うためだ。そして今になってはじめて、伊東は友が自殺した真相を知る(第6話)。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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