- 著者 : 安田次郎(著)
- 出版社名 : 小学館
- シリーズ名等 : 全集 日本の歴史 7
- 発行日 : 2008年06月
- ISBN : 9784096221075
- 「鎌倉幕府を倒せ」。東国の武家政権に対して、京都では強烈な個性をもった後醍醐天皇が即位した。世は「悪党」の時代。彼らの行動は大きなうねりとなって、幕府を崩壊に追いやる。足利氏があらためて京都に開いた室町幕府は、内乱期の社会をにぎやかに彩る「婆娑羅」のエネルギーを巧みに取り込み、公家たちをも吸収していく。しかし、その基盤はもろく、やがて求心力を失い、下剋上の世が到来する。一方、能・狂言をはじめとする芸能や、禅宗、「わび・さび」といった美意識など、日本文化を代表するものを生みはぐくんだこの社会には、広く「庶民」の参加がみられた。視点をできるだけ低く、地方にも目を配りながら、南北朝・室町時代を再構成した。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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