- 著者 : 山本文緒(著)
- 出版社名 : 文藝春秋
- シリーズ名等 : 文春文庫 や35-4
- 発売日 : 2023年10月
- ISBN : 9784167921101
- 伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、中毒性の高い短編小説集。
(1)「ばにらさま」 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。
(2)「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。
(3)「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。
(4)「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。
(5)「20×20」 主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。
(6)「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。
以上6編を収録。
日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み
読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け
「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成
二度読み必至! 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!
2021年10月に惜しくも死去した著者最後の小説集。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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