- 著者 : 小川和佑(著)
- 出版社名 : 笠間書院
- 発行日 : 2015年09月
- ISBN : 9784305707802
- 敗戦後の社会に無防備に投げ出された
少年が拠りどころとしたのは
詩の世界であった
日本近代文学研究者・文芸評論家である小川和佑が遺した
読者と詩をつなぐ、小論の数々を集成。
難解な近現代詩を論理的にやさしく鑑賞する。
【ある年齢のある時期には、詩を書くことは誰にとっても容易です。しかし、鑑賞し、理論づけるとなると、容易ではありません。多くの詩の解説書を読んだということが、必ずしも詩の理解を深めないところに詩の鑑賞の難しさがあります。(中略)しかし、萩原朔太郎以後の現代詩は、こうした鑑賞の方法では扱うことができません。その理由は、新体詩に比較して現代詩がはるかに複雑で高度な技術の上に作られているからです。少なくとも現代の古典となった昭和の詩は、先に述べたある年齢の時期に誰しも書くことのできる詩とは本質も異なり、高度な表現技術と専門的教養を基礎に作られていることを意識しないと、批評も鑑賞も成り立たないところがあります。】......本書「近現代詩を読むための覚書」より※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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