- 著者 : 高桑枝実子(著)
- 出版社名 : 笠間書院
- 発行日 : 2016年08月
- ISBN : 9784305708137
- 万葉人は死や死者に対して
どのように向き合おうとしたのか
万葉集に挽歌として載せられた歌は、
編者にそのように判断され
配列されたものがほとんどである。
歌の作者に「挽歌を詠む」という
意識があったとは限らない。
では、編者が挽歌だと判断したポイントはどこにあるのだろうか。
編者の挽歌観を探ると共に、
挽歌部に収載された歌の表現と、
収載されなかった表現との違いを見極め、
挽歌の成立とその本質を解明する。
【挽歌については様々な角度から研究が進められているが、本書が目的とするのは挽歌の成立とその本質の解明である。(中略)編者は単に各歌の題詞や左注等に記された情報を収載の基準にしただけではなく、歌に詠み込まれた「意」をも考慮に入れて歌を採録したことになる。歌に詠み込まれた「意」は、当然、歌表現から読み取るものである。編者にその歌を「挽歌」と判断させた歌表現のポイントは、どこにあるのだろうか。それを知るためには、編者の挽歌観を探ると共に、実際に挽歌部に収載された歌の表現と、逆に収載されなかった歌の表現を見ていく必要があるだろう。
...「序章 万葉挽歌研究の視点」より】※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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