- 著者 : 谷口雅春(著)
- 出版社名 : 日本教文社
- 発売日 : 1990年10月
- ISBN : 9784531051502
- 毎日の生活の中に何か物足りなさを感
じる若者に、この本を勧めたい。本書
の第I部は、古代インドの大富豪・
維摩が説いた維摩経について、生長
の家創始者である著者が語ったラジオ
講話が元になっており、柔らかい口調
で深い真理が語られている。 著者は、
維摩経について「仏教の真理を実際生
活に―単に仏門に入って僧侶の生活を
するんじゃなくって―俗生活において
如何に仏教を生きるかということを説
いた経典としては、最も優れている」
(7ページ)と書いている。 たとえ
ば、「維摩はですね、『悟りというも
のは、何も難しいことはない。日常生
活そのものが悟りである』こういうよ
うに教えたわけなんであります。その
まま当たり前のことを当たり前にやっ
ているところに、そこに真理自ら現れ、
光自ら現れるのが座禅」であると述べ、
「子供が親に対して『お父さん、お母
さん、お早うございます』と優しい語
調で挨拶しているその姿、そこに真理
が現れている」(80~81ページ)
と説明している。 第II部では、法華
経、般若心経、華厳経などの経典につ
いても説明している。これらの仏典の
真理を理解し、日常生活に活かすとき、
生活はもっとスムーズに、生き生きと
輝いてくるに違いない。 この「常生
活の中の真理」シリーズにはこの仏典
編の他、無門関・聖書篇も出ている。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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