- 著者 : 高木不二(著)
- 出版社名 : 慶應義塾大学出版会
- 発売日 : 2015年09月
- ISBN : 9784766422504
- ▼漢学から英学への飛躍、海軍への関心、異国の人々との交流――。
横井小楠の甥・左平太の留学生活と生涯を通して、黎明期の近代日本を描き出す。
本書は、肥後藩士で幕末の思想家として知られる横井小楠の甥・左平太の生涯を、史実に即して描きだすものである。彼は、幕末期に弟の大平とともにアメリカに渡り、さらに維新期にも法制官僚としての使命を帯びて単身再渡米。欧米の軍事技術や法制を身につけ、日本の独立に寄与しようと奮闘した。小楠のもとでの学問と政治的な原体験、アメリカでの詳細な修学状況、肥後藩士や恩師・勝海舟らとの交流を新たな史料に基づいて実証的に追究し、近代黎明期における日本人留学生の実態を明らかにする。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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