- 著者 : 水澤寛太(編) 中村修(編)
- 出版社名 : 恒星社厚生閣
- シリーズ名等 : e‐水産学シリーズ 3
- 発売日 : 2022年10月
- ISBN : 9784769916871
- ヒラメ・カレイ類(異体類)は、長年重要な養殖対象種とされてきたが、近年輸入量の増加や養殖対象種の多様化もあってその生産量は減少している。一方で、緑色LED光を用いた成長促進効果が確認され、「光養殖」による閉鎖循環飼育の省力・省コスト化の技術移転が急速に進んでいる。ヒラメ・カレイ類の光感覚、発生と変態、栄養同化に関する最新の基礎研究の紹介も交え、最終章ではその増養殖の変遷をまとめ、わが国の増養殖の将来に光養殖の進展が何をもたらすかを展望する。また、魚類の成長、回遊、生殖などに日長が重要なことはよく知られているが、光の質に関する研究は少なかった。この点でも今後の応用や進展にも期待したい。
目次:第1部 ヒラメ・カレイ類の緑色光照射飼育(第1章 ひかりを当てるだけの異体類成長促進法(高橋明義)/第2章 特定波長光を活用したホシガレイの養殖生産技術(清水大輔)/第3章 ヒラメ養殖における緑色光の照射効果(都留久美子)/第4章 マコガレイの成長を促進するLED光の色(鈴木将平・古川 大・高橋明義・中村良成)) 第2部 ヒラメ・カレイ類の水産科学の最先端(第5章 マコガレイの視覚特性(柴田玲奈・宇都康行・石?賢一・荒川久幸)/第6章 カレイ類における色覚の分子基盤(笠木 聡・水澤寛太)/第7章 ヒラメ・カレイ類の体色異常と防除(田川正朋)/第8章 ヒラメにおける左右非対称な色素胞分化とレチノイン酸シグナルによる制御(横井勇人・鈴木 徹)/第9章 異体類の同化におけるインスリンの機能(安藤 忠)) 第3部 ヒラメ・カレイ類の増養殖の未来(第10章 ヒラメ・カレイ類の増養殖の課題と戦略(桑田 博))※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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