- 著者 : 池上正資(著)
- 出版社名 : 現代書林
- 発売日 : 2023年05月
- ISBN : 9784774519777
- 「同じ歯の銀歯が何度も取れる」「同じ歯ばかりが痛む、虫歯になる、しみる」・・・
皆さん、歯の治療でこういう経験はないでしょうか?
普通、虫歯などは一度治療が終われば、短期間で同じ歯が悪くなる事は滅多にありません。
ただ、そういう訴えをしてくる患者さんが多くいらっしゃることも事実なのです。
それはナゼか?
歯科医になって40年、開業して35年を超える治療実績を持つ著者はそれをずっと考えてきましたが、あの時気付いたのです。
「ブラキシズム」が原因だと。
(「ブラキシズム」とは、「歯ぎしり」「噛みしめ」「食いしばり」などの噛み癖の総称)
「ブラキシズム」という考え方自体は20世紀初頭には知られていました。
当時はあくまで「クセ」であり、病気ではないという考え方です。
ただ、近年の歯科医学の研究の結果、単なる「クセ」では片づけられず、口の中に多くの問題を引き起こす原因になってきているという事が分かってきています。
ところが、患者さんだけではなく、歯科医師の中でもまだ広く知られていないのも現状なのです。
著者は現場での治療を行うにつれ、一般の人に広まっている症状だということに危機感を持っています。
そもそも「ブラキシズム」の多くは無意識、あるいは就寝中に行っているので、本人は気付いていない事が厄介な点です。
端的に言えば「ブラキシズムが歯を壊す」のです。
著者は「ブラキシズムをどうするか」という問題、そして解決法・治療法を読者の皆さんと共有したいと思い本書を書きました。
【目次】
はじめに
第1章 あなたのお口の悩み、「ブラキシズム」が本当の原因かもしれません
第2章 虫歯や歯周病とブラキシズムの深い関係
第3章 歯科の治療法とブラキシズム ―ブラキシズムで咬合が崩壊する!?
第4章 ブラキシズムの治療 ―治せなくても軽くすることはできます
第5章 大事なお口を守るための予防歯科医療
第6章 歯科医院との上手な付き合い方
おわりに※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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