- 著者 : 小野俊太郎(著)
- 出版社名 : 松柏社
- 発行日 : 2015年11月
- ISBN : 9784775402214
- 『東京物語』に関する批評の現在の流れは、映像分析を中心(つまり日本語の理解がなくても済むもの)、
あるいは外国人の視点に立つ(社会コードを無視できるもの)というのが主流です。そうでなければ、
古い美しさを一方的に賛美するものが多いのです。
そこでローカルな視点にこだわり、なぜ上野の料理屋の提灯に酒ではなくて「酉」がアップになるのか、
背景に「さかさくらげ」のマークをわざわざ作って入れてあるのはなぜか、どうして長女の美容師は
仕事場の白衣の下に細かな柄のロングスカートを着用しているのか、どうしてお刺身はいらないというのか、
といった映画の細部について考えてみました。
長男の中学生の息子が英語の教科書を読むその内容は物語とどんなつながりを持つのかとか、
流れる流行歌やフォスターの歌との関係も探っています。
それから、たいていは無視されてしまう『東京物語』に影響を受けた内外の映画を探り、山田洋次との関係に
ついて、さらにアラーキーや是枝監督とのつながりについても分析してあります。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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