- 著者 : 権学俊(著)
- 出版社名 : ナカニシヤ出版
- 発行日 : 2021年03月
- ISBN : 9784779515583
- 日本でスポーツはどう利用されてきたのか?
明治神宮競技大会、ラジオ体操、国民体育大会、自衛隊のスポーツ参加、3つの東京オリンピック――
100年以上前からのスポーツイベント・政策の記述・考察から、戦前と戦後の連続性を示し、日本におけるスポーツと国家権力との関わりを、私たちの身体と地続きの権力を問い直す。
「ポピュラーナショナリズムの重要な一環であるスポーツ・ナショナリズムの分析を通して、スポーツや身体管理政策が近現代日本社会にいかなる影響を及ぼしたのか、日本人の生活や国民意識にいかなる意識を創出し、どのような「刻印」を残したのかを、複合的アプローチをとることで多角的・総合的に考察することが本書の狙いである。」(「はじめに」より)
■著者紹介
権 学俊(くおん・はくじゅん)
1972年韓国生まれ。立命館大学産業社会学部教授。
横浜市立大学大学院国際文化研究科博士課程修了。博士(学術)。横浜市立大学国際文化学部共同研究員、日本学術振興会外国人特別研究員、立命館大学産業社会学部准教授を経て、現職。専門分野は歴史社会学、スポーツ政策論。
主な著書に『国民体育大会の研究―ナショナリズムとスポーツ・イベント』(青木書店、2006年)、『現代スポーツ論の射程―歴史・理論・科学』( 共著、文理閣、2011 年)、『「知覧」の誕生―特攻の記憶はいかに創られてきたのか』(共著、柏書房、2015 年)など。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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