- 著者 : アンヌ・モレリ(著) 永田千奈(訳)
- 出版社名 : 草思社
- シリーズ名等 : 草思社文庫 モ1-1
- 発売日 : 2015年02月
- ISBN : 9784794221063
- 第一次大戦からアフガン空爆まで、われわれは政府発表やメディアにいかに騙されたか。
気鋭の歴史家が戦争当事国による世論操作・正義捏造の過程を浮き彫りにする。
われわれはこうして騙された――
第一次大戦から冷戦、湾岸戦争、ユーゴ空爆、アフガン空爆まで、
あらゆる戦争において共通する法則がある。
それは、自国の戦闘を正当化し、世論を操作するプロパガンダの法則だ。
「今回の報復はやむをえない」
「ビンラディンは悪魔のようなやつだ」
「われわれは自由と平和を守るために戦う」
・・・・・正義はこうして作られる。
これまでに戦争当事国がメディアと結託して流した「嘘」を分析、
歴史のなかでくり返されてきた情報操作の手口、正義が捏造される過程を浮き彫りにする。
ブリュッセル大学で教鞭をとる気鋭の歴史学者が読み解く、戦争プロパガンダの真実。
ポンソンビー卿に学ぶ
第1章 「われわれは戦争をしたくない」
第2章 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
第3章 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
第4章 「我々は領土や覇権のためでなく、偉大な使命のために戦う」
第5章 「われわれも意図せざる犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
第6章 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
第7章 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
第8章 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
第9章 「われわれの大義は神聖なものである」
第10章 「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」
ポンソンビー卿からジェイミー・シーまでの流れをふまえて※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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