- 著者 : 齋藤孝(著)
- 出版社名 : 草思社
- 発行日 : 2019年06月
- ISBN : 9784794224057
- 本はいまや絶滅危惧種になりつつあるのか。
本は情報であり、パソコン上にありさえすれば何の不自由もないのか。
しかし、紙の書物という形式はもっと本質的な意味を持っているのだ。
5000年以上前にかかれた最古の「ギルガメシュ文書」以来、人類にとって最も重要なことが書かれ、
受け継がれてきた「本」というものは、おそれ敬うべきものだったのだ。
「聖書」にしても「論語」にしても「仏典」も、「コーラン」もそして「ソクラテスの弁明」も、
いずれも、師匠が弟子に語り継ぐ形で書かれている。
「本を踏んではいけない」、ここには重要なメッセージがある。
「本を重要なことを教えてくれる師匠の人格として扱い、読むように」、
そうすればその教えが明確に伝わり、身に着くはずだということである。
本書は365日本に埋もれた生活を続ける稀代の読書家齋藤氏が自身の読書体験、
影響を受けた書物、読んでためになる書物などを紹介しつつ、本当の読書の醍醐味と
本物の知識と教養を売るための読書法を案内する「読書のすすめ」である。
ここには最高にぜいたくな「知」の宝庫があるのだ。
思わず納得。本物の知識と教養を売るための最も豊かな読書術。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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