- 著者 : 野村昌範(著)
- 出版社名 : 北国新聞社
- 発行日 : 2017年01月
- ISBN : 9784833020879
- 加賀藩主守り役である猫目重兵衛は、愛しい妻の待つ金沢に戻り、江戸在府中に生まれた我が子との対面を果たし、平穏な日々を送れる幸せに浸る。だが、領内の百姓が飢餓で苦しむのを見かねた重兵衛は、心血を注いで滋養のある飴を完成させる。四月の日光社参に備えて、藩士が雛祭りを家族と過ごしたのを見届け、前田光高は金沢から江戸に出立する。光高の命を狙う紀州の徳川頼宣の刺客、根来獣師衆の毒兎の操八と死鼠の忠助も江戸に入る。そして、日光社参の道中で忠助が眷属の鼠ともに光高に迫り、この策以外に防ぐ手立てが無いと重兵衛は主君を守る。光高の正室大姫が懐妊して前田家が歓喜にわく中、帰国の途に就いた加賀藩の大名行列はまたも忠助に襲われる。重兵衛の親友で光高の影武者となった杉森幹太郎は川に落水して行方不明となり、自身もまた、忠助と鼠の前に断末魔の叫びを上げるが!※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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