- 著者 : 水上泰財(著)
- 出版社名 : 武蔵野美術大学出版局
- 発行日 : 2021年02月
- ISBN : 9784864631174
- 「ずっと人間描かれ」。今も耳に残る亡き母の言葉を胸に、浮き世の人間模様を描き続ける画家が振り返る、どこか懐かしい家族の風景。
ブリューゲルの作品世界に惹かれ、風俗画家を自負しながら絵を描き続ける筆者の前に立ち現れた、悲喜こもごも、懐かしい家族や友人との「描きたくなる」エピソードの数々。持ち前の誠実さで時代を生き抜いた父。美人でヴァイタリティあふれる母。晩年、山へ帰ると言っては家出を繰り返した祖父。少年時代の苦い体験や、今も心に残る社会的出来事への思いなども交えながら、飾ることなく書き綴る。画想の原点をたどる随想。著者による描き下ろし含めた挿画54点を掲載。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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