- 著者 : 宮坂信之(著)
- 出版社名 : 法研
- 発売日 : 2016年08月
- ISBN : 9784865132861
- 膠原病とは、血管や結合組織とよばれる部分に炎症がおこる慢性の病気です。血管や結合組織がからだのあちこちにあるため、全身に病気がおこることから難病とされています。そのため、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、強皮症、混合性結合組織病、血管炎症候群、シェーグレン症候群、ベーチェット病など、からだのどこにどのようにできるかで、様々な病名であらわされることになります。
また、原因はまだ解明されていないため、専門医による早期診断と早期治療が大切になりますが、治療は長期間に及ぶため、専門医による適切な指導とともに、患者さん自身の病気に対する理解と根気が必要になります。
膠原病やリウマチ性疾患は慢性に経過する病気です。病気とけんかをしても、病気は決してよくなりません。むしろ、病気と仲よくしつつ、病気を怒らせないように工夫することが大切で、患者さんひとり一人が単独で病気に向き合うのではなく、ご家族やお友達が病気を理解し、患者さんを精神的に支えてあげられることも大切になってきます。
そこで本書は、個々の症状の原因から診断、治療薬、日常生活の過ごし方、食事や運動から、妊娠と出産、諸制度、医療助成まで、患者さんとご家族が情報を共有し、病気と上手につきあっていくためのひととおりの最新知識を得ていただけることを目指して編集されています。
平成19年刊『新版 膠原病がわかる本』の最新改訂版。とくにこの数年間で飛躍的な進歩を遂げたリウマチ治療については、大きく書き改めました。巻末に患者さんを支える組織、用語解説。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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