- 著者 : 難波匡甫(著)
- 出版社名 : 水曜社
- シリーズ名等 : 文化とまちづくり叢書
- 発行日 : 2017年03月
- ISBN : 9784880654072
- 沖積低地に形成された東京と大阪は歴史的にも水害の危険が高い都市
である。その一方で人々は水辺を最大限に活用し、生活を支える存在として深い関係が築かれていた。
近代になり戦後復興から高度経済成長期を迎えると、水質汚濁の進行や船舶から鉄道への交通手段の転換が進められた事などから、人々の水辺との関わりも徐々に暮らしの面から、工業用水としての地下水確保による地盤沈下、大雨や台風による高潮対策に政策の重点が移ってゆく。
本書は東京と大阪における高潮対策の経緯と近年の耐震強化の状況を踏まえながら都市形成における河川のあるべき姿を考え、人々と水辺の関係性を再構築する。地域を水害から守る安全性の高いまちづくり、そして水辺の歴史や文化を育み地域の財産として継承するためにどのような都市整備が必要なのかを考察する。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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