- 著者 : 池田龍紀(著)
- 出版社名 : 高木書房
- シリーズ名等 : 令和版・『闘戦経』ノート 2
- 発売日 : 2021年12月
- ISBN : 9784884718237
- 結党百年を迎えた2021年の11月に、中国共産党は第19期6中全会を開催し、第三次の歴史決議を決定。
第一次決議は、1945年4月に毛沢東の主導による。国共内戦を経て1949年10月に建国をしたものの、大躍進の失敗で数千万の餓死者を出し、さらに文革による混乱。鄧小平はなんとか収拾し、第二次の歴史決議を1981年6月に行い、毛沢東の軌跡を7分の功績、3分を錯誤と総括。
今次決議の意図は、習近平率いる党支配と百年の党の歩みの正当化。その背景はGDP世界二位、軍事力でも米国に伍す構えである。その戦争学は超限戦。
この中華帝国の台頭にどのように接するかで、今後の日本の運命も決まる。昭和の日本はシナ大陸での戦乱に巻き込まれて敗れている。なんでもありの超限戦に、サプライチェーンでつながる日本に対応方略はあるか。平安時代の日本文明が産み出した独自の戦争学である『闘戦経』思考で対処すれば、敗れない。
ちなみに超限戦とは、1999年に中共空軍の政治将校であった二人の佐官が、1991年1月から2月にかけてのイラクに向けた米国および多国籍軍による湾岸戦争での圧倒的な軍事力の行使とその結末を見て、中共党の支配する中国はいかに対処するかを考究した、戦略・戦術書である。『孫子』の現代版とも言われている。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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