- 著者 : ジェイソン・シュライアー(著) 西野竜太郎(訳)
- 出版社名 : グローバリゼーションデザイン研究所
- 発売日 : 2022年06月
- ISBN : 9784909688033
- アメリカのビデオゲーム業界の現実を描くベストセラー・ノンフィクション。
莫大な収益を上げるまでに成長し、華々しさを感じさせるビデオゲーム産業。しかしその裏で、毎年のように大規模レイオフや開発スタジオ閉鎖が発生している。レイオフやスタジオ閉鎖に見舞われたクリエイターや開発者たちはどうなってしまうのだろうか。そして悲劇をどのようにして乗り越えて、新しい一歩を踏み出すのだろうか。
ゲーム史上最高傑作の1つと目される「バイオショック」を生み出したイラショナル社、ワールドシリーズを制覇した伝説のメジャーリーガーが設立した38スタジオ社、さらにスタジオ閉鎖を受けて独立したインディーゲーム会社など、さまざまなゲーム開発企業における苦難のエピソードが語られる。
原著はニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに入った話題作(2021年5月30日発表のPaperback Nonfiction部門で第3位)。
【各章詳細】
・第1章 日雇い職人
ウォーレン・スペクターはディズニー社にゲーム開発の売り込みをかけていた。しかし驚くような逆提案を受ける――
・第2章 プロジェクト・イカロス
イラショナル社はゲーム史上最高傑作の1つとされるバイオショックの最新作に着手するが、開発は遅々として進まない――
・第3章 川をさかのぼる
イラショナル社閉鎖後、4人は起業してクラウドファンディングで資金を集め、どうにかゲームをリリースするが――
・第4章 消えたスタジオ事件
2Kマリン社は引き継いだゲームの開発が長引いてしまい、夢のプロジェクトを開始できない。引き継いだゲームは完成させたが――
・第5章 仕事中毒者たち
ムンバックの仕事中毒はひどくなる一方だった。そんな中、所属していたスタジオが閉鎖され、彼はある決断を下す――
・第6章 血染めのソックス
元メジャーリーガーのシリングは引退後にゲーム開発スタジオを始めた。多額の資金を投じてMMORPGの開発に乗り出すが――
・第7章 ビッグ・ヒュージ・プロブレムス
ビッグ・ヒュージ・ゲームズ社は元メジャーリーガーの会社に買収されるが閉鎖されてしまう。だがそれも災難の始まりに過ぎなかった――
・第8章 ガンジョンキーパー
経営難のミシック社は新たな市場を開拓しようと、過去の名作「ダンジョンキーパー」のモバイル版をリリースするが――
・第9章 犠牲と解決策
イラショナル社の閉鎖後、2人は起業を決意する。始めたのはゲームスタジオではなく技術アウトソーシング企業だった――※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
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